
今日建てたお家が
長くしあわせを育み
お子さまもしあわせな家を
建てられますよう
「つづくしあわせ」を祈ります
地鎮祭
土木工事・建築工事などに先だち
土地の神を祀り、
工事の安全と無事、
建物や家の繁栄を祈る神事です。
一般的には、神式が多く工事安全祈願祭、
起工式とも呼ばれます。
工事の施工にあたり、たくさんの工事関係者が関わります。
その皆様の「大難は小難に、小難は無難に」と
安心安全に施工して行くためにも重要な神事です。
また、施主様にとっては、
これから何十年とその土地に住むため、
土地の神様にご挨拶とお許しを頂き
しばしの間「本つ御座(みくら)に還りませ」と昇神するなど大切な神事です。

- 起工祭・工事安全祈願祭
- 地鎮祭の中で建築や、
工事の安全を祈願する祭です。
地鎮祭には豊作等の祭りも含まれるため、
それと一線を引くために
起工祭というように、工事の着工を
神様に報告する祭りでもあります。
地鎮工事(刈初の儀、穿初の儀)を執り行い、着工とします。
- 上棟・柱建祭
- 棟上げ祭、建前とも言い、
災禍が来ない様にお守りいただく神様、
また縁起を招く籠・お多福面・丸扇・墨・鎌他も、家屋の屋の棟にご鎮座いただくお祭りです。
上棟物は、地方により多少違いがあるようです。
上棟祭特有の儀式では、曳網の儀で最後の棟木を曳き上げ、
槌打の儀で棟木を棟に打ちつけます。
また、散餅銭の儀で餅やお金をまいたりもします。
- 竣工祭・入居祓い
- お施主様・入居者にとっては、
非常に大事なお祭りです。
それは神様に建物が無事完成した御礼と、新居をお清めして末永くご家族の
無事息災と家庭の円満・繁栄・招福を
お願いする祭りだからです。
特に古いアパート、マンション、
中古住宅の入居では過去の因縁を断ち切るために、同様にお祓いを受けて下さい。
- 宅神祭・神棚参り
- 新居や会社事務所に新しい神棚を設けて、神様をお鎮めする祭りです。
円満・繁栄を祈って、毎月お祭りする神棚詣りをおすすめします。 - 家族の身体健全・家内円満・家門繁栄を祈願し、また一年の最後の月参りでは、家・屋敷の御祓いを受け、
一年間の罪穢れを取り家内の安泰と家門の隆盛を祈願します。 - 会社、事務所、店舗の経営に於きましても、将来への不安はぬぐい切れません。月に一度は神主を向かえて、大神様 のご神力を得て、
商売繁盛・事業の安全を祈願してください。
- 古家解体祓い
- 今まで生活出来た家に感謝とたくさんの思い出がつまった家を新しく立て直す時や、色々な建物を壊す時に、
工事の安全祈願と建物のお清め祓いのお祭りをします。
井戸・釜戸・立木祓い・性抜き・不浄祓いもこのお祭りで行います。
- その他出張祭
- 上記以外の出張祭もお受けします。出張の際には、祭壇、供物等が必要です。
神社からも持参できますので、電話などで、詳しくお打ち合わせください。
清めの砂・清めの塩・御神水
猿田彦大神様は国土開拓、土地建築の神様であり、また方角を司る神様として八方除災のご神徳を賜れます。
そのため尾張猿田彦神社では地鎮祭の
四方祓いは、八方除災による八方祓いを
いたします。
その際に「清めの御砂」「清めの御塩」をご敷地に撒きお清めいたします。
清めの砂、清めの塩

当神社の清めの砂、清めの塩はお祓いし、
神前に奉納した砂と塩を皆様におわけしています。
近年参拝者様がご高齢により郵送していただけないかと
ご要望も多く、現在は
郵送でも授与しております。
また、崇敬会の「猿遊会」の正会員の方には
毎月「清めの砂」「清めの塩」を
郵送しております。
御神水汲み

当神社は木曽川の恵みを受けた水を
井戸からくみ上げ皆様にお分けしています。
神社の手水をはじめ神事で使われる水は
全てこの井戸水を使用しています。
なお、
御神水の授与もしています。
お受けになられる方は入れ物をご持参のうえご来社ください。
祭場設営
祭場の準備・設営につきましては、
場所・祭りによって準備する物・持参する物が大きく違ってきますので、
直接電話でお尋ねください。
(テント、注連縄、紅白幕など)
又、ご希望により供物他お持ち出来ます。祭壇、神具、他一式も準備できます。

(一般的な住宅建築の祭場)

(一般的な住宅建築の祭場)

(法人様向け地鎮祭、公共事業の起工式など)

(竣工式、祝賀会)
地鎮祭は何故?
猿田彦神社の主祭神「猿田彦大神」は
導き道開きの御神徳があり、
土地・建築の大神でもあります。
宇治土公(うじのつちぎみ)家の祖先で
猿田彦大神の御裔(みすえ)である
大田命(おおたのみこと)が、
猿田彦大神が聖地として開拓された五十鈴の
川上にある宇遅(宇治)の地をお勧めし、
そこに皇大神宮(内宮)が造営されました。
そのため宇治土公家はその後、
神宮において
代々「玉串大内人(たまぐしおおうちんど)」という特別な職で、
式年遷宮で心御柱と御船代を造り奉るなど、
重要な役割を果たしてきました。
その為、古来より土地・建築の大神と言われています。
しんのみはしら 【心御柱】
「伊勢の神宮の皇大神宮・豊受大神宮両正殿床下中央に、正殿とは建築上全く無関係に立てられている柱のこと。」
参考文献:国学院大学日本文化研究所編『神道要語集』祭祀篇一/鎌田純一「伊勢神宮心御柱の一考察」(『神道宗教』六)
みふなしろ【御船代】
伊勢神宮において,御神体を納める御桶代(みひしろ)をさらに納める檜製の具。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について
施主様にとっては初めてのマイホーム
不安や今さら聞くに聞けないことが
いろいろあるかと思います。
これだけ頭の片隅に、またこっそりと
お勉強していただければと思います。
地鎮祭・起工式のほかに
建築関係で地鎮祭のほかに
「上棟祭」「入居祓い(竣工祭)」があり
地鎮祭を含め建築三大祭りとしています。
建築三大祭り
建築三大祭りのなかでは、地鎮祭が最も大切にされますが、これから長年住まわれるご家族にとっては、
「上棟祭」「入居祓い(竣工祭)」も同じぐらい大切で新居や新社屋・新店舗に神様をお迎えする神事です。
その他